肌荒れ(はだあれ)とは?症状や原因、対処・治し方について知る

大事な日に急に肌荒れになり、嫌な経験をしたことはありませんか?
肌荒れの原因は色々ありますが、肌荒れの原因を理解し、適切なケアをすることが大切です。
ここでは、肌荒れの症状や原因に加えて、肌が荒れてしまった時の対処や治し方についてご紹介します。

肌荒れの症状

肌荒れの種類のイメージ

肌荒れとは、カサつきやゴワつきなどの肌トラブルが起きていて、肌表面のなめらかさがない状態のことを言います。

肌荒れの症状は様々なものがあります。主な症状は下記の通りです。

  • カサつき
  • ゴワつき
  • くすみ
  • 赤み
  • かゆみ
  • 毛穴の開き
  • ニキビ、吹き出物

肌荒れの原因

肌荒れの主な原因は「肌のターンオーバー(代謝)の乱れ」「ホルモンバランスの乱れ」「肌のバリア機能の低下」です。

肌荒れの原因①肌のターンオーバー(代謝)の乱れ

肌のターンオーバー(代謝)のイメージ図
※イメージ図

肌のターンオーバーとは、肌の代謝のことです。代謝によって皮膚細胞が生まれ変わるのですが、このサイクルが乱れることによって肌荒れを引き起こします。
肌のターンオーバー(代謝)のサイクルが早すぎる場合、未熟なままの肌細胞が表面に出てしまうため、肌のバリア機能がうまくはたらきません。
逆にサイクルが遅すぎると、古い角質がはがれ落ちずに残ってしまい、新しい肌が表面に出てこれなくなります。
もっと詳しく知りたい方はこちらの「肌荒れの原因①ターンオーバー(代謝)の乱れ」も参考にしてみてください。

肌荒れの原因②ホルモンバランスの乱れ

生理前後のホルモンバランス
※イメージ図

生理前に肌が荒れた経験はありませんか?
女性の肌は、生理周期とホルモンバランスの影響を受けます。
生理前になると卵胞ホルモンが減り、黄体ホルモンが多くなります。
黄体ホルモンは、男性ホルモンと似たはたらきがあるので、皮脂の量が増え、毛穴が詰まりやすくなってしまい肌トラブルが起きやすくなるのです。

その他ストレスなどでホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバー(代謝)が乱れてしまい、肌荒れが引き起こされることもあります。

肌荒れの原因③肌のバリア機能の低下

  • 健康な肌のバリア機能のイメージ図
    ※イメージ図
  • バリア機能が低下した肌のイメージ図
    ※イメージ図

肌には本来、外部刺激から肌を守る「バリア機能」を備えています。
肌表面にある0.02mmの角質層が、うるおいを蓄え、乾燥や外部刺激から肌を守るはたらきをもっています。
しかし、何らかの原因で肌の油分と水分のバランスが崩れると、バリア機能が低下して水分を保つことができなくなります。これが肌荒れを引き起こす原因です。
もっと詳しく知りたい方はこちらの「肌荒れの原因③バリア機能の低下」も参考にしてみてください。

肌が荒れやすい場所と原因

顔の中で肌荒れの症状が出やすいのは、髪の生え際、おでこ・ほお・口周り・顎です。

肌荒れのできやすい場所と原因のイラスト
<肌荒れが起こりやすい場所と原因>
髪の生え際:シャンプーや洗顔料の洗い残しなど
おでこ:ホルモンバランスの乱れ、前髪の刺激など
ほお:胃腸や肝臓の疲れ、乾燥、便秘など
口周り・顎:胃腸の疲れ、ホルモンバランスの乱れ、便秘など

肌荒れにおすすめ7つの対策・治し方

肌荒れが起きてしまった時には、早めに対策をとるのが良いでしょう。
肌荒れをしないように予防することもできます。

対策①:優しく洗顔をしてしっかり洗い流す

洗顔料や石鹸をしっかり泡立て、肌との摩擦ができるだけないように優しく洗いましょう。
お湯ではなく、冷たいと感じない程度のぬるま湯で生え際まですすぎ、清潔なタオルやペーパーでこすらずにポンポンと押さえるように拭くのもポイントです。

対策②:基礎化粧品や化粧品を見直す

肌に合わない基礎化粧品、または化粧品を使うことによって、肌が刺激され肌荒れが起きてしまうこともあります。
どれが自分の肌に合っていないのか検証してみると良いでしょう。
また、メイク道具が汚れていると肌荒れの原因になりますので注意を。

対策③:こまめに保湿をする

肌が乾燥すると余分な皮脂が分泌され、毛穴が詰まって肌荒れの原因になります。
洗顔後はもちろん、肌が乾燥しないようにこまめに保湿をすることを心がけましょう。

対策④:栄養バランスの良い食事を心がける

内側から肌にいいものを取り入れることも大切です。
肌のターンオーバーの機能を維持したりホルモンバランスを整えたりする「ビタミン類」や「鉄分」、肌細胞をつくる「タンパク質」などを意識した食事を心がけましょう。

対策⑤:薬やサプリメントを取り入れる

食事から充分な量を摂取するのは難しいので、適宜、薬やサプリメントを取り入れてみてください。
肌荒れが起きてしまった時には、特に、肌のターンオーバーを正常にするL-システインやビタミンB群を取り入れると良いでしょう。

対策⑥:定期的に運動する

有酸素運動をすると血液の流れが良くなり、肌の毛細血管の隅々にまで充分な酸素と栄養を届けることができます。
また、発汗を促すことによって、肌の水分が増し、角質がやわらかくなって毛穴に詰まった皮脂を排出したり、毛穴の中の皮脂が酸化して黒ずんでしまったりすることを防ぐことにつながります。

対策⑦:たっぷり睡眠をとる

肌のターンオーバー(肌代謝)は、睡眠中に活発化します。
夜更かしは避け、なるべく22時までに就寝することで成長ホルモンが多く分泌され、肌のターンオーバー(代謝)が促されます。

まとめ

主な肌荒れの原因は、肌のターンオーバー(代謝)の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、肌のバリア機能の低下です。
原因を理解した上で、スキンケアや生活習慣を見直す、医薬品やサプリメントを取り入れるなど、早めに対策をとり、健やかな肌を保てるようにしていきましょう。

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MAT-JP-2400034 -1.0-03/2024最終更新日:2024.03.18