肌の代謝とL-システイン

きれいな肌とは Metabolism & L-cysteine #01

“すこやかで、きれいな肌”とは、どんな肌のことをいうのでしょう?

たとえば、誰かの肌を 「きれいな肌だなぁ」と思うとき、なにで判断しているのでしょう?“きれいな肌”には、どのような条件が必要なのか考えてみましょう。

肌のしくみを知りましょう

私たちは、シミや肌荒れなどのトラブルが起きていない肌をすこやかで“きれいな肌”と感じます。

そもそも肌には、自ら潤いを生み出したりダメージを修復したり、古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わったりと、すこやかで美しい状態をつくりだす力が兼ね備わっています。

しかし、ストレスや加齢、環境の影響などのダメージを受けることで肌の機能が低下し、トラブルが起きてしまいます。肌の機能を維持し、トラブルを防いで、きれいな肌を保つため、まずは自分の肌の構造や機能について、よく知ることからはじめましょう。

肌の構造 模式図 肌の構造 模式図
  • (1)表皮

    肌(皮膚)は表皮と真皮の二層構造になっており、表皮はその外側の部分(皮膚の表面)。非常に薄く、デリケートなケアが必要。

  • (2)角質層

    表皮の一番外側にある層。外部刺激(紫外線、ほこり、ウイルスなど)から肌を守るバリア機能を担っている。

  • (3)基底層

    表皮の一番奥にある層。ここで、新しい肌細胞がつくられる。

  • (4)メラノサイト

    基底層に存在し、シミの原因となる黒色メラニンをつくり出す。

  • (5)真皮

    表皮の下にあり、コラーゲンやヒアルロン酸などが主成分。肌の弾力やハリを保ち、表皮に栄養や水分を与える役割をもっている。

肌の代謝
「ターンオーバー」とは
Metabolism & L-cysteine #02

健康的な肌には、本来、古い細胞から新しい細胞に入れ替わることにより、きれいな肌を保つ力が備わっています。
この、一定のサイクルで肌が新しく生まれ変わるしくみを「肌の代謝」、つまり「ターンオーバー」とよびます。

トラブルのないきれいな肌を保つためには、このターンオーバーが正しいサイクルで繰り返されることが大切な条件となります。ターンオーバーのサイクルが乱れると、シミ・そばかす、肌荒れ、ニキビなどのさまざまな肌トラブルが起きやすくなります。

ターンオーバーのしくみ

肌は約6週間で新しく生まれ変わります。

表皮の一番奥にある基底層から新しい肌細胞がつくられ(生成)、それが上へ上へと押し上げられて、肌の表面に出てきます(成長)。
やがて、それが垢や古い角質として剥がれ落ちて(排出)、新しい細胞と入れ替わっていきます。この繰り返しがターンオーバーのしくみです。

このターンオーバーが乱れると、「基底層でつくられた黒色メラニンが上手く排出されなくなることによる色素沈着(シミ)」や「肌のキメが乱れることによる肌荒れ」などの肌トラブルが起きやすくなります。

ターンオ-バー 模式図 ターンオ-バー 模式図

ターンオーバーを正常に保つには

ターンオーバーを正常に保つには

すこやかできれいな肌のためには、ターンオーバーが正しいサイクルで行われることが大切です。ターンオーバーを正常に保つために基本となるのは、毎日の生活習慣、つまり、食事、運動、睡眠の3つです。特に、内側からのケアでもある食事はとても大切です。毎日の食事を通して、肌に良いとされる栄養素をきちんと取り入れましょう。

なかでも、肌に必要なビタミン類やミネラルを積極的に摂取すると、ターンオーバーをたすけてくれます。

また、アミノ酸の一種であるL−システインも、ターンオーバーを正常化することによって、肌の再生を促し、肌トラブルを改善する効果がある成分として注目されています。

疲れとは Metabolism & L-cysteine #03

  • □ 顔色が悪く、メイクものらない
  • □ 疲れの出る夕方は、老け込む感じ
  • □ 寝不足?って聞かれる
  • □ なんだかハリがない

そんな経験ありませんか?それは、体の疲れから来ているのかも。
疲れの原因を知って正しい対策をとることで、キレイを取り戻しましょう。

疲れている時、身体の中で何が起きているのでしょう

ストレスや睡眠不足などは活性酸素(酸化ストレス)を取り除く体の機能を妨げます。そして過剰となった活性酸素により細胞がダメージを受け、体の機能が低下します。エネルギーを作り出すための「代謝」も滞ってしまうため、「疲れ」を感じる状態になります。

疲れを回復するには

体の代謝を助け、必要なエネルギーを効率よく作り出すことが大切です。そのためには、栄養素をエネルギーに変換する「酵素」の働きを助けて、エネルギーをつくるTCAサイクルをスムーズに回す、L-システインを摂取するなど内側からのケアが重要です。

食生活や睡眠、心身のリラックスなど、生活習慣も見直しながら、疲れを回復しましょう。

L−システインとは Metabolism & L-cysteine #04

L-システイン L-システイン

L-システインは 、体の内側から代謝を促すはたらきをもち、抗酸化作用もあるアミノ酸です。皮膚、髪の毛、爪などに多く存在しており、シミ・そばかす、肌荒れなどのトラブルの無いきれいな肌を保つ上で欠かすことができません。

L-システインを含むシステイン(シスチン)*を多く含む食品として小麦、大豆、かつお節などが知られています。

毎日の食事できれいな肌を維持するための十分な量を確保することは難しく、不足しやすいと考えられています。シミ・そばかす、肌荒れなどの肌トラブルが気になるときは、L-システイン配合の医薬品を試してみるのもよいかもしれません。

*L-システインはシステインやシスチンという形で食品に含まれています。システインとは人の身体を構成するアミノ酸のひとつでL-システインとD-システインがあります。シスチンとは2つのシステインが結合したものです。

L-システインのはたらき

L-システインは「ターンオーバーを正常化」「体の代謝(エネルギー産生)をサポート」「抗酸化作用」の3つのはたらきにより、体の内側からシミ・肌荒れなどの肌トラブルを改善し、体の疲れ・だるさに効果を発揮します。

1. 肌の代謝(ターンオーバー)を正常化

L-システインは、肌の代謝(ターンオーバー)のサイクルを正常化するはたらきをもっています。これによりシミ・肌荒れなどの肌トラブルを改善し、きれいな肌へと導きます。

2. 体の代謝(エネルギー産生)をサポート

L-システインは、体の新陳代謝を促すことにより、体に必要なエネルギーを効率良く産生することをサポートします。エネルギー不足を改善することにより、全身倦怠(疲れ・だるさ)を軽減する効果があります。

3. 抗酸化作用

L-システインには、ストレスや紫外線などで生じた活性酸素を除去する抗酸化作用があります。活性酸素は増えすぎると、細胞にダメージを与え、肌トラブルなどを起こしてしまいます。

L-システインは増えすぎた活性酸素を除去し、肌荒れ・ニキビなどの肌トラブルなどを改善します。

Column

L-システインは、二日酔いの症状の緩和も。

二日酔いの主な原因は、体内に入ったアルコールが代謝されてできる有害物質(アセトアルデヒド)にあります。これが体内で増加することにより、頭痛や吐き気などの症状があらわれます。L-システインは、この有害物質を無毒化する体のはたらきをサポートすることによって、二日酔いの症状にも効果を発揮します。

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MAT-JP-2200777-1.0-03/2022最終更新日:2022.03.01