つらい咳(せき)の症状・原因って?
長引く咳には注意
Symptoms - cough- 監修:内田直樹(うちだなおき)先生
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昭和大学医学部 薬理学講座 臨床薬理学部門 教授
昭和大学卒。2014年4月より現職
日本臨床薬理学会 指導医・専門医
風邪の咳はなかなか治らなくて困ることがありますね。長引く咳には、風邪のように自然治癒を期待できる病気のほか、医師の治療が必要な病気も隠されています。咳のメカニズムと長引く咳の原因、対処法をご紹介します。
咳ってなんで起こるの?原因は
咳の発生するメカニズム
鼻、のど、気管、気管支などの気道は呼吸に必要な空気の通り道ですが、ほこり、煙、細菌やウイルスなどの異物が入ってきたり、誤って食べ物などの異物が気管に入ってしまうことがあります。気道の粘膜を覆う粘液は、異物をからめとり線毛(せんもう)の働きによって痰(たん)としてのどへ送り出すことで、異物の侵入を防いでいます。咳は、これらの異物や痰を気道の外に出す働きをしています。
異物や痰が気道にあると、気道粘膜の神経が刺激を受けて、脳にある咳中枢に伝えます。刺激を受け取った咳中枢は、呼吸を行う筋肉に咳を出す指令を送ることで、咳を発生させます。この過程は咳反射とも呼ばれ、人が意識しないでも自動的に起こる体の防御反応です。
また、咳払いのように、不快な痰などを出してのどを整えるために意識的に咳を出すこともできます。
咳は異物や痰を排出するための防御反応
病気が引き起こす咳のメカニズム
気道に異物や痰がないのに、咳が出ることもあります。このような咳は、体の自然な防御反応によるものではなく、気道の炎症や過敏反応を起こすさまざまな病気によって引き起こされることが知られています。
異常な咳は、気道粘膜の炎症により神経伝達物質が増えたり、神経が刺激に過敏になったりすることで、咳中枢に過剰に刺激が伝わって発生しています。また、気道を取り囲む筋肉が収縮したことで神経が刺激を受けて、咳中枢に作用する場合もあります。咳が長く続くことが多く、生活に支障をきたしてしまう場合もあります。
炎症や過敏反応、気道収縮の刺激で
起こる咳
※のど、気管、気管支などの気道に炎症などの刺激が与えられるとサブスタンスPなどの神経伝達物質が咳中枢を刺激することで呼吸筋を収縮させて咳を出させます。
咳の原因にはなにがあるの?
咳には防御反応の咳のほか、炎症や過敏反応などで起こる異常な咳があり、いずれも咳の出る原因はさまざまです。
咳に痰が伴っているかどうかで分けてみると、咳の原因がみえてくるかもしれません。
咳が出るときにゼロゼロと痰がからんだ音がすることも多いでしょう。このような痰を伴った咳は、湿性咳嗽(しっせいがいそう)と呼ばれ、多くは痰を気道の外に出すための体の防御反応として起きています。湿性咳嗽の原因は、痰が生じる気道や肺の感染症や病気が考えられます。
一方、コンコンと痰をほとんど伴わない咳は、乾性咳嗽(かんせいがいそう)と呼ばれ、多くは気道の炎症や過敏反応などを起こす病気が原因で起きています。のどのイガイガした感じとともに咳が出ることも多いでしょう。
煙などの刺激物を吸い込んだときの防御反応で起きる乾性咳嗽もありますが、その場合は原因となる刺激物がなくなると咳はおさまります。
主な咳の原因と痰の有無
横スクロールでご確認いただけます
咳の原因 | |
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防御反応の咳 |
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炎症や過敏反応などで 起こる咳 |
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- ※感染症では、気道の炎症によって乾性咳嗽が出ることもあります。
長引く咳には要注意
風邪による咳は2~3週間
風邪であらわれる咳は、のどの痛みや鼻水・鼻づまりの症状よりも長く、2~3週間続くこともあります。これは、風邪を引いたあとに気道の過敏反応が残ることで咳がしばらく続くことがあるからです。風邪による鼻やのどの炎症が影響し、気管や気管支に炎症を起こした気管支炎による咳もよくみられます。これら風邪による咳は、風邪が治癒して炎症がおさまると、自然に軽快していきます。
ただし、細菌感染による副鼻腔炎や肺炎を風邪に併発したことで咳があらわれている場合もあるため、咳が長引くときや風邪が落ち着いたころに咳や発熱が悪化したときには医師による診察が必要です。
風邪による咳は自然におさまりますが、このほかの長引く咳には、注意が必要なさまざまな病気が隠れている可能性があります。
長引く咳(3週間~)には風邪以外の
原因が多い
咳が続く期間によって、3週間未満の咳は急性咳嗽(きゅうせいがいそう)、3~8週間の咳は遷延性咳嗽(せんえんせいがいそう)、8週間以上の咳は慢性咳嗽(まんせいがいそう)と呼ばれます。
急性咳嗽で最も多い原因は、風邪などウイルスによる感染症です。
一方、3週間以上にわたり続く咳は、感染症以外の原因による咳が多くなります。適切な治療が行われないと悪化していく病気も多いため、咳が長引くときは、原因を調べて適切な治療を受けるために、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
咳が続く期間と原因となる病気
日本呼吸器学会:咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019, メディカルレビュー社, 2019.より改変
よくある隠れた病気について
長引く咳(3週間~)の原因として最も多いのが咳喘息です。またCOPD、胃食道逆流症、アトピー咳嗽、気管支喘息などの原因による長引く咳もよくみられます。
感染症が原因の咳では、副鼻腔炎に伴う慢性の気管支炎の咳がよくみられます。この慢性気管支炎では、慢性化した副鼻腔炎が影響して気管支に炎症が起こることで、痰を伴う咳を引き起こします。
長引く咳には適切な治療を行わないと悪化していく病気も隠れていますので、放置せずに早めに医師の診察を受けることが大切です。
また、咳が短期間でも、激しく咳き込む、息苦しさ(呼吸困難)や意識障害、高熱を伴う場合は、危険な病気が隠れている可能性があるため、なるべく早く医療機関を受診してください。
咳の原因をセルフチェック!
こんな長引く咳はありませんか?
長引く咳にはなんらかの病気が隠れているかもしれません。
ご自身の咳の状態をチェックしてみましょう。
- 咳が長く続く(3週間以上)
- 急に咳き込んで止まらないことがある
- 夜寝ていても、咳で目を覚ますことがある
- 夜間や早朝に咳がひどくなる
- 会話中や食後、朝起きてすぐに咳がひどくなる
- 季節によって咳が悪化したり少なくなったりする
- 咳とともに息苦しさを感じる
- ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がすることがある
- 横になるより座ったほうが呼吸は楽になる
- 歩くときや階段を上るときに息切れする
- 痰がからんだ咳が続く
- 喫煙していて痰がよく出る
- 鼻水・鼻づまりが続き、のどに流れ込むような痰がある
- のどにイガイガとした不快感やかゆみが続く
日本呼吸器学会:咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019, メディカルレビュー社, 2019.などを参考に作成
「咳が長く続く(3週間以上)」にあてはまる方は、風邪などが原因のセルフケアで対処ができる咳ではないかもしれません。長引く咳の原因を調べて、適切な治療を受けるために、早めに医療機関を受診しましょう。気道や肺の詳しい検査が可能な呼吸器専門医への相談をおすすめします。
その他のチェック項目は、咳の原因となるそれぞれの病気に特徴的な症状です。これら症状は病気の診断において重要な手がかりになるので、あてはまる場合は医師に相談するときに具体的に伝えるようにしましょう。
咳喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、胃食道逆流症、アトピー咳嗽、気管支喘息、慢性気管支炎などさまざまな病気が長引く咳の原因として考えられます。
ぜんそく、COPD、気管支炎の内容も確認してみましょう。
ぜんそくについて
気管支喘息(喘息)はどんな病気?
気管支喘息は、気道の炎症によって刺激に過敏反応を起こし、発作的に気道が狭くなることをくり返す病気です。ダニやハウスダストなどのアレルゲンが発作の刺激になることがありますが、原因が特定できない場合もあります。
発作が起こると、気道が狭くなって空気の流れが低下しゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴:ぜんめい)が出たり、息苦しさ(呼吸困難)、咳や痰があらわれます。気管支喘息の咳は夜間や早朝によく出ることが特徴で、咳に痰が伴わなかったり、発作的に激しく咳き込んだりすることもあります。
気管支喘息は発作をくり返して重症化すると窒息の恐れもある病気です。そのため、医師による正しい診断を受け、炎症を抑え発作を予防するための吸入ステロイド薬などによる適切な治療を継続していく必要があります。
長引く咳があり、呼吸をするときに息苦しさやゼーゼー、ヒューヒューという音があるなどの症状がみられる場合は、気管支喘息の可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。また、気管支喘息と診断された方は、医師の指示にしたがい治療と自己管理を続けることが大切です。
市販薬の咳止め薬は、気管支喘息に効かないだけでなく症状を悪化させてしまうこともあるため、自己判断による服薬は避けましょう。
咳喘息は、気管支喘息と違うの?
咳喘息は長引く咳の原因のなかで最も多い病気です。咳喘息も、気道の炎症によって刺激に過敏反応を起こし、発作的に咳が出ることをくり返します。アレルゲンが発作の刺激になることもありますが、気管支喘息と同様に、発作の原因が特定できない場合が多いです。
咳喘息が気管支喘息と異なる点は、気道が狭くなることによる喘鳴や息苦しさ(呼吸困難)はなく、咳が唯一の症状であることです。咳喘息でも、咳は夜間や早朝によく出ます。
咳喘息では喘鳴や呼吸困難の症状はみられませんが、検査をすると通常より空気の流れが低下していることがあり、やや気道が狭くなっている可能性があります。咳喘息の方の30~40%は、次第に喘鳴などがあらわれるようになり、気管支喘息へ移行してしまうことが報告されています。
咳の症状を改善するために、また将来的な気管支喘息への移行を防ぐために、咳喘息でも医師の診断を受けて適切な治療を継続することが重要です。
痰を伴わない咳が長く続く、夜間や早朝によく出るといった特徴に気づいたら、早めに医療機関を受診しましょう。
COPDについて
慢性閉塞性肺疾患(COPD)はどんな
病気?
慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)は、以前は慢性気管支炎や肺気腫などと呼ばれてきた病気です。喫煙などにより有害な物質を長期にわたり吸い込んできたことで肺の奥の気管支に炎症が生じ、気管支が細くなり空気の流れが低下したり、肺の小さな袋(肺胞)が破壊されて酸素や二酸化炭素の交換ができなくなったりします。
COPDでは呼吸機能が低下するため、体を動かしたときに息苦しくなる、息切れを感じるといった労作性呼吸困難(ろうさせいこきゅうこんなん)があらわれます。気道の粘液が過剰に分泌されるため痰を伴った咳もあらわれます。一部のCOPDの方では気管支喘息のような症状も同時にみられます。
COPDは進行性の病気であり、気管支や肺の機能がいったん低下すると、治療によっても元に戻すことはできません。呼吸機能が低下すると、携帯用酸素ボンベなどで酸素吸入がつねに必要となったり、呼吸不全によって全身状態が悪化したりする恐れがあります。早期に発見し、禁煙と適切な治療により、病気の進行をできるだけ食い止めることが大切です。
痰がからんだ咳が長引くときや労作性呼吸困難がみられるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
COPDを予防するには
ほとんどの方でCOPDは喫煙が原因で発症しています。COPDの発症を防ぐには、禁煙がとても重要です。
喫煙者は、喫煙の影響により痰がからんだ咳が続く慢性気管支炎の状態にあることが多く、咳や痰があってもタバコのせいだろうと思い、COPDの発見が遅れてしまうこともあります。呼吸機能の低下が軽度の早期COPDのころから咳や痰としてあらわれるため、咳や痰は早期発見の重要な手がかりになります。
喫煙歴が長い方は、呼吸困難などの症状の有無にかかわらず、呼吸器専門医に相談して呼吸機能や肺の状態を調べてもらってもよいでしょう。
気管支炎について
気管支炎はどんな病気?
気管支炎は、肺からの空気の通り道である気管支に炎症が起こり、咳や痰などの症状があらわれた状態の総称です。ですから、ひとくちに気管支炎といっても、感染症による気管支炎、化学物質を吸い込んだことによる気管支炎、副鼻腔炎による気管支炎など、さまざまな原因による気管支の炎症を広く含みます。
気管支炎の分類
気管支炎は、症状が持続する期間によって、急性気管支炎と慢性気管支炎に分けられます。
急性気管支炎は、数日から数週間の咳や痰、発熱の症状があり、肺炎を起こしていないもの(COPDや喘息が悪化した状態は除く)とされています。
慢性気管支炎は、咳や痰の症状が年に3ヵ月以上ある状態が、長期にわたり(2年以上)続く場合を指します。
急性気管支炎の原因、症状は?
急性気管支炎の多くは、ウイルスや細菌などによる感染症が原因で気管支に炎症が起きます。急性気管支炎では咳や痰のほか、原因となる感染症による発熱・倦怠感などの全身症状や鼻・のどの症状を伴うことがあります。気道が狭くなりやすい子どもでは、呼吸をするときのゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴:ぜんめい)や息苦しさ(呼吸困難)があらわれる場合もあります。
- 風邪による急性気管支炎
風邪は急性気管支炎の最も多い原因です。風邪では、のどや鼻などの上気道で起きた炎症が気管支にも影響することで気管支炎を引き起こします。風邪による急性気管支炎の多くは体の免疫がウイルスを排除することで自然に軽快しますが、新たに細菌感染を起こして悪化したり、気道の過敏反応が残って咳が長引いたりすることもあるため注意が必要です。
慢性気管支炎の原因、症状は?
慢性気管支炎の原因として、喫煙、慢性化した副鼻腔炎や気道感染症などがあります。
- 喫煙による慢性気管支炎
喫煙は最も多い慢性気管支炎の原因です。喫煙による慢性気管支炎は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一部と考えられ、進行すると気道が狭くなり、体を動かしたときに息苦しくなる、息切れを感じるといった労作性呼吸困難(ろうさせいこきゅうこんなん)があらわれることがあります。 - 副鼻腔炎に伴う慢性気管支炎
副鼻腔炎に伴う慢性気管支炎も多くみられます。慢性化した副鼻腔炎からの炎症が影響して気管支に細菌が定着し、痰を伴う咳が続きます。鼻水や鼻づまりの症状があり、副鼻腔からのどへ流れる濃い鼻水も咳を引き起こします。副鼻腔炎に伴う慢性気管支炎も進行すると、気道が狭くなり労作性呼吸困難があらわれる可能性があります。
気管支炎の治療と予防方法
風邪による急性気管支炎では安静、水分・栄養補給などの対症療法が中心となります。細菌による感染症が原因の一部の急性気管支炎には、原因菌に応じた抗菌薬による治療が必要ですので、咳が長引いたり、風邪症状が落ち着いたころに発熱や咳の悪化がみられたりしたら、医師に相談しましょう。
多量の痰が出る慢性気管支炎では、対症療法として喀痰(かくたん)調整薬が使用されることもあります。喫煙による慢性気管支炎の場合は、禁煙が有効です。いずれの慢性気管支炎の場合も、放置すると次第に気道が狭くなり呼吸困難があらわれたり、感染症などで悪化しやすくなるため、医師の診断を受けて適切な治療を行うことが大切です。
慢性気管支炎の予防には、大気汚染や喫煙による有害な物質の吸い込みを防ぐことが重要です。特に喫煙をしている方では禁煙が必要です。慢性気管支炎では、気道の感染症が起こりやすく悪化の誘因にもなるため、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンなどの予防接種を検討してみてもよいでしょう。
咳の症状を緩和するための
テクニック
風邪による咳を和らげるセルフケア
長引く咳のときは医師に相談することが大切です。
風邪が原因の咳には、咳を和らげるセルフケアを試してみてもよいでしょう。昔からはちみつは抗酸化作用や抗菌力があると言われ風邪や咳のケアに利用されてきましたが、近年の研究でも、風邪による咳にはちみつが有効な可能性が示されています。
- コーヒー&はちみつをお湯に溶かして飲む
風邪などのあとに続く咳のときに、テーブルスプーン1杯ほどのはちみつとコーヒースプーン2~3杯のインスタントコーヒーを1日3回ほどお湯に溶かして飲むと咳を和らげてくれる可能性が報告されています。いつものコーヒーにはちみつを加えて試してみてもよいかもしれません。 - はちみつをお湯に溶かして飲む(子ども向け)
風邪で咳が出る子どもに、小さじ1~2杯のはちみつを就寝前に飲ませると、睡眠中の咳を和らげてぐっすり眠れるようしてくれることなどが報告されています。温かい牛乳に溶かしてもよいでしょう。
- ※1歳未満の赤ちゃんにはちみつは絶対に与えないでください。はちみつには毒素を産生するボツリヌス菌が含まれ、消化器が未熟な赤ちゃんが摂取すると食中毒を起こすリスクがあるからです。
咳を緩和するツボ
「中府(ちゅうふ)」、「尺沢(しゃくたく)」、「孔最(こうさい)」、「肺兪(はいゆ)」などのツボが咳を和らげると言われています。
湿度を保って気道の乾燥を避ける
湿度が低い空気は気道粘膜を乾燥させてバリア機能を弱め、感染や過敏反応を起こしやすくしてしまいます。ただし、湿度が高すぎると室内のカビなどを増やし、喘息や気管支喘息などのアレルゲンとして咳を誘引してしまう可能性もあります。
湿度は50~60%の間に保ち、暑い時期は低めに維持しましょう。
気道の保温と加湿を助けてくれるマスクの着用もおすすめです。細菌・ウイルスのほかアレルゲンや大気汚染物質など過敏反応を起こす刺激物質の吸い込みも減らしてくれます。
禁煙は咳の予防に重要
喫煙により風邪をはじめとした感染症にかかりやすくなります。喫煙は、COPD、慢性気管支炎、咳喘息や気管支喘息など、多くの咳が起きる病気の悪化要因でもあります。咳が気になる喫煙者の方には、まずは禁煙をおすすめします。
最後に
風邪による咳の症状を和らげるためには風邪薬を試してみるのもおすすめです。
また、長引く咳にはセルフケアではよくならない病気が隠れていることがあるため、早めに医療機関を受診するようにしましょう。