薬の成分ディクショナリー
いぶぷろふぇん
解熱薬や鎮痛薬として使われる成分の一つです。痛みや熱の原因物質であるプロスタグランジンの体内での生成を抑え、鎮痛、解熱効果を発揮する他、抗炎症作用もあります。頭痛や関節痛、生理痛の他、かぜによるのどの痛みの緩和や解熱にも使用され、解熱鎮痛薬としてだけでなく、総合感冒薬(かぜ薬)にも配合されています。
痛みや発熱のもとを改善するのではなく、主に症状を一時的に和らげる対症療法として使われるものです。症状が改善しない時に漫然と使い続けてはいけません。人によっては胃腸障害、めまい、腎機能・肝機能の悪化が生じることがあります。副作用が疑われた時には服用を中止し医師や薬剤師にご相談ください。成分の重複を避けるため、他のかぜ薬や解熱鎮痛薬との併用に注意しましょう。
※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。