エスエス製薬 代表取締役社長
ニクヒレッシュ・カルラ
エスエス製薬は1765年の創業以来、革新的な製品と皆さまに愛されるブランドを通じて、社会のために科学の力を活用してまいりました。
2017年にフランス・パリに本拠を置くグローバルヘルスケアのリーダー企業であるサノフィ・グループの一員となり、世界約140カ国で事業を展開しコンシューマー・ヘルスケアの分野で世界トップ3に入るサノフィ・コンシューマー・ヘルスケア事業部(Opella.)の国内事業を担っています。Opella.(オペラ)が有するグローバルな規模・知見や国際的な連携や働き方と、エスエス製薬が国内で育んだ日本の消費者ニーズへの深い理解を融合させ、より良い製品とヘルスケアを支援する情報の提供を目指しています。
私たちは今、急激な変化の中にいます。2030年までに、日本では3人に1人が65歳以上の高齢者となります。高齢化社会が進むにつれ、健康維持へのニーズが高まる一方、医療従事者を含む労働人口は減少していくと見込まれます。このような背景から、人々が自らの健康に気持ちを向けるセルフケアと、健康に関する知識(ヘルスリテラシー)を深めていくことの重要性はますます高まるでしょう。エスエス製薬は、「スイッチOTC医薬品」のような革新的なセルフケア・ソリューションを開発し、消費者の皆さまがより有益な情報を得た上でご自分の健康について判断できるよう、皆さまに愛用いただけるブランド・製品と情報発信を通じてヘルスリタラシーを高めていただくことで、健康と生活の質の向上に貢献してまいります。
また、地球環境の未来にも深い関心を寄せており、次世代への負担を最小限に抑えるよう、製品や事業運営の改善に取り組んでいます。そして、従業員一人ひとりが自身の力を最大限に発揮できるように、多様性を尊重し、インクルーシブな組織づくりに取り組んでいます。
私たちエスエス製薬は、明確な目的に沿って展開するブランドと科学の力を通じて、ヘルスケアを身近で扱いやすいものにし、日本そして世界の消費者の皆さまが、セルフケアを実践し健やかな日々を送ることができるよう努めてまいります。