薬の成分ディクショナリー

マレイン酸フェニラミン

まれいんさんふぇにらみん

マレイン酸フェニラミンの画像

作用と特徴

体内でヒスタミン受容体に働いてヒスタミンの作用を抑え、アレルギー症状を抑える「抗ヒスタミン薬」として古くから使用されているものです。
ヒスタミンは中枢神経系ではおう吐反射などにかかわっていると考えられています。マレイン酸フェニラミンは、その働きを抑えることで、吐き気やおう吐を起きにくくする作用を発揮します。この作用により、一般用医薬品では乗物酔い防止薬等に配合されています。

注意事項

中枢神経に作用して眠気を感じることがあります。この成分が含まれる薬を内服した時は、車や機械の運転は避けましょう。
乗物酔い防止薬とかぜ薬など、成分が重なる薬の併用に注意しましょう。
胃腸障害など副作用が疑われた時は、服用を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。

薬の成分
ディクショナリー