薬の成分ディクショナリー
えるかるぼしすていん
たんとは、気道を覆っている粘液に、外部から入り込んだ細菌やウイルス、ほこり、はがれ落ちた気道粘膜の表皮などが混じったものです。かぜをひいた時などは、細菌やウイルスの侵入、炎症などにより気道からの分泌液が増えたり、粘液の組成が変化したりするため、たんが出るようになります。また、せきの原因にもなります。
L-カルボシステインは、このような時の気道からの粘液の組成を調整するなどし、たんを排出しやすくします。
一般用医薬品ではせきやたんがつらい時の薬(鎮咳去たん薬)に配合されています。
※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。