薬の成分ディクショナリー
えぴなすちんえんさんえん
エピナスチン塩酸塩は、H1受容体へのヒスタミンの結合を阻害することによって、鼻水やくしゃみなどを抑えるとともに、アレルギーを起こす原因物質を抑え、優れた効果を発揮する第2世代の抗ヒスタミン薬です。又、脳に移行しにくい為、眠くなりにくい点が特長です。日本国内においては、1994年に医療用医薬品として発売され、現在もアレルギー性鼻炎などの様々なアレルギー性疾患に使われています。最近では、アレルギー専用鼻炎薬として、市販薬でも使われるようになりました。
エピナスチン塩酸塩は、本成分に過敏な人は、その症状を悪化させるおそれがあるので服用しないでください。また眠くなりにくい成分ですが、念の為、服用後は、乗物又は機械類の運転操作をお控えください。市販薬に配合されている成分は、この他に妊婦又妊娠していると思われる人、授乳中の人、15才未満の小児は服用しない等の重要な注意事項がありますので、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読むようにしてください。
※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。