薬の成分ディクショナリー

ジフェンヒドラミン塩酸塩

じふぇんひどらみんえんさんえん

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作用と特徴

体内でくしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を抑えて、鼻炎や皮膚の症状を抑える効果をあらわす抗ヒスタミン薬です。総合感冒薬(かぜ薬)や鼻炎薬、外用のかゆみ止めなどに含まれており、眠気をもたらすことが知られています。
この、眠気をもたらす作用により、2003年より薬局で購入できる睡眠改善薬の主成分として利用されています。寝付けない、眠りが浅いなどの不眠が一時的に起こっている時の薬です。眠気の効き目は人によって異なりますので、薬剤師に相談してください。

注意事項

総合感冒薬(かぜ薬)や鼻炎薬にこの成分が含まれている時は、服用後に眠くなることがあります。乗り物の運転や機械の操作はしないでください。
また、睡眠改善薬として、一時的な軽い不眠に使われています。1週間以上不眠の症状が続いている時や、不眠症の診断を受けた人は、使用しないで医師や薬剤師に相談してください。
この成分をお酒とともに飲んだり、お酒を飲む前や飲んだ後に使用してはいけません。また、他の睡眠薬、睡眠導入剤、抗うつ剤、この成分が含まれたかぜ薬や鼻炎薬などを使っている時は使用しないでください。
この成分が含まれる薬を使った後に、めまいや頭痛、目が覚めた時の頭重感や不快感、昼間の眠気、意識がぼんやりするなどの症状を感じた時、口の渇きや下痢が続いたり、増強したりした時は、使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。

薬の成分
ディクショナリー

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