研究開発

健康に対するさまざまなニーズに、
これまでにない発想とイノベーションで応えます。

成田研究所

研究開発で、創業当時から私たちがめざしていること。それは、生活者のさまざまなニーズに応えるこれまでにない「市場創造型」の製品を、どこよりも早くお届けすることです。マーケティング部門と連携し、生活者や店頭からの声を細かく収集。また研究開発の現場では、若い人材や異分野の人材を意欲的に採用することで組織内の発想を活性化。これまでの常識を超える新たなアイデアで、スイッチOTC医薬品*などの新製品の創造に取り組んでいます。

さらに、生活者の利便性にもこだわり、お年寄りでものみやすい製品や、働く忙しい女性のために1日3回の服用を1日2回に減らした製品など、しっかり効き、やさしく使えるための工夫も私たちの大切な研究のひとつなのです。

*スイッチOTC医薬品:医療用医薬品の成分のなかで、実績があり比較的副作用の心配が少ないなどの要件を満たしたものについて認可をうけ、一般用医薬品として製品化し発売したもの。

先進の技術を取り入れ、研究開発を追求。

さらなるイノベーションに向けて、成田研究所では大学などの研究機関にも毎年研究員を派遣。先進の技術と知識を吸収し、開発力の向上を進めています。最先端の情報やノウハウを確保し、「生活改善」に貢献できる切れ味のある新製品をお届けしていきます。

シルクのような艶をもつ、省エネ型の錠剤コーティング技術「SLS」
日本薬学会(第130年会)にてハイライト演題として紹介

SLS錠

フィルムコーティング錠のシンプルな製造工程で、錠剤の表面を糖衣錠のように美しくできないか。そこに着目した私たちは10年にわたる研究を重ね、被膜剤の組成を工夫することで、錠剤の表面を糖衣錠のように艶やかに仕上げる技術の開発に成功しました。この技術は糖衣錠と比べ製造時間を大幅に短縮でき、消費エネルギーの節約が可能に。光沢度ではこれまでの糖衣錠の数値を上回り、その絹のような輝きからSLS(シルキー ラスター システム)と名付け、日本で初めて実用化にいたりました。この技術は省エネルギー、省資源型の次世代錠剤コーティング技術として期待され、今後、新製品への採用も予定しています。