多様性の推進、従業員の安全と健康
組織全体で包括性、従業員の安全、ウェルビーイングを促進する文化の醸成を目指しています。

私たちの信念は、より健康的な社会を育むためには、まずは社内から、というものです。そのため、多様性と包括性の原則を反映した職場をつくり、維持することに取り組んでいます。消費者向けのヘルスケア事業を担う企業として、従業員の健康とウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)を守ることが、消費者や地域社会にサービスを提供するための基本であると信じています。すべての従業員の生活の質を追求するために、幅広い福利厚生プログラムやガイドラインを策定し、研修やボランティアの機会を提供し、自然へのアクセスを増やし、環境に優しい職場を構築することに注力しています。
グローバルでの活動事例「多様性と包括性の取り組みについて」
Opellaでは、各製品ブランドが実施するマーケティングキャンペーンや、メディア開発、制作ユニットにおいて、消費者に見える表の部分と裏方となる制作側の双方において、多様性と包括性を促進することに取り組んでいます。この目的の実現のために、2023年にTalent Trustとのパートナーシップを開始し、私たちが関わる制作会社が多様性と包括性の取り組みをどのように扱っているか、また安全対策、準備、行動、サポートについて評価しました。
この取り組みの初年度には、ベルギー、チェコ共和国、ウルグアイ・エクアドル・ミラノの3つの制作において調査が実施されました。この調査では、回答率、多様性と包括性のプログラムや実践に関する情報、職場環境、参加者が仕事に対してどれだけ準備ができていると感じたか、意見を自由に言えると感じたか、全体的な満足度などが評価されました。結果は、職場環境のカテゴリーのスコアは高かったものの、満足度のスコアは様々で、肯定的な反応と否定的な反応の両方が見られました。このフィードバックにより、優れたパフォーマンスを示した制作会社を称えるとともに、改善点の多かった企業には特定の項目で改善を促すことができました。Talent Trustの詳細なコメント分析は、Opella.(サノフィのコンシューマーヘルスケア事業部)のメディアチームが自らのプロセスを改善する力にもなりました。
2023年には、すべてのローカルおよびグローバルキャンペーン制作に対して、このような調査を義務付けました。これにより、多様で包括的かつ安全な環境を強化するための機会が多く生まれると期待しており、進捗を追跡するための主要業績評価指標(KPI)を設定する予定です。
*原文および出典などの詳細は英語レポート原文をご参照ください。