

姿勢に関する実証実験*調査1
・全国を対象にしたインターネット調査*調査2により、
スマートフォンやパソコンの
長時間利用などの現代の習慣によって、4割の人は姿勢が“逆進化”
している可能性があり、そのうち6割は
肩こり痛を実感していることが判明
姿勢が“逆進化”している
可能性がある状態とは?
EVEは、姿勢の角度を計測する
実証実験*調査1を実施。
その結果、スマートフォンやパソコン作業など、
現代の習慣によって、望ましい姿勢よりも
前傾化してしまっている人がいることが判明。
まるで大昔の人類のような
シルエットであるその状態を、
EVEは、「姿勢の“逆進化”」と表現しました。
- EVEによる姿勢の
“逆進化”の状態 -
立ってスマートフォンを操作している時の頭蓋脊椎角*1が40度以下or座ってパソコンを操作している時の頭蓋脊椎角*1が40度以下腕を90度に曲げて床に伏せ、
上体を起こした時に、
上体を起こせない状態(=パピーポジション*2が取れていない状態)- *1頭蓋脊椎角とは
-
首の付け根の高さにある
一番盛り上がった
突起(第7頚椎棘突起)と、
耳の穴の前の出っ張り(耳珠)を
通る線が
水平に対して成す角度のこと
- *2パピーポジションについて
-
うつ伏せになって、肘を立てて
腰を反るような姿勢を指す
胸の筋肉が固まり開いてない場合、
著しく胸の位置が低くなる傾向にある
実証実験*調査1では、姿勢が“逆進化”している
※肩こりがある人に限定すると、週に1回以上肩こり痛を感じるのは、それぞれ92%、88%に上ります。
可能性がある人のうち、
週に1回以上「肩こり痛」を感じている人は
立ち姿勢でのスマホ操作時が66%、
パソコン操作時が63%にのぼることが判明。肩こりの症状がある人のほとんど※が、
肩こり痛も感じていました。- 姿勢が“逆進化”している
可能性があり、
肩こり痛を抱えている
人の割合 -
立ってスマートフォンを操作している時
座ってパソコンを操作している時
さらに、全国を対象に行った
インターネット調査*調査2では、
3人に1人は、姿勢が“逆進化”している
可能性があり、(全国調査で、自己診断用のチェックリストに
5個以上当てはまった人)その内7割以上の人が、
週に1回かそれ以上の頻度で
肩こり痛を感じていることが分かりました。(全国調査で、自己診断用のチェックリストに
5個以上当てはまった人のうち、肩こり痛が週1回以上ある人)
調査1:名称「姿勢による肩こり痛に関する調査」 調査委託先:(株)ネオマーケティング 調査実施日:2024年12月7日(土)~2024年12月8日(日)
調査方法:実証実験による現地調査 調査対象:20歳~69歳の男女124名 調査場所:ネオマーケティング本社
調査2:名称「姿勢・肩こり痛に関する調査」 調査委託先:(株)ネオマーケティング 調査実施日:2024年12月23日(月)~2024年12月24日(火)
調査方法:オンライン調査 調査対象:20歳~69歳の男女500名
【肩こり痛の定義】
姿勢不良、運動不足、眼精疲労、冷え、過労などにより、首や肩の上部、
肩甲骨周辺の筋肉が、疲労や血行不良で凝り固まり、痛みが生じている状態
理学療法士・医学博士 吉田一也先生が監修した
姿勢の状態をセルフチェックする
17項目がこちら。
5項目以上当てはまったら
姿勢が“逆進化”している可能性あり?
ボタンをクリックして対策方法をチェックしましょう。

- 現代人の姿勢について
- 今回の実証実験の結果からもわかるように、頭が前に出た姿勢になっている現代人が多くみられました。特に、立ってスマートフォンを操作する時や、座ってパソコンを操作する時の姿勢で、その傾向が強いです。このような頭が前に出た姿勢は、ヒトの進化の過程でよく目にする大昔の人類のような姿勢にも見えることから、多くの方の姿勢は”逆進化”しているようにも思えます。
- 姿勢の“逆進化”と
肩こり痛について - 姿勢が“逆進化”している可能性がある人は、胴体よりも頭が前に出た姿勢であることから、前に出た頭を支えるため、首と肩の後面・背中が緊張しやすい状態と推察されます。さらにパピーポジションが取れない人が多く、胸が張れず、頭を後方に引くことが難しくなっています。その結果、首と肩の後面・背中に負担がかかり、肩こり痛が生じるリスクが高まっている可能性があります。

-
吉田 一也(よしだ かずや)
/理学療法士・医学博士人間総合科学大学 保健医療学部 准教授
肩専門店 APULA 高田馬場 代表 -
2003年に理学療法士免許を取得し、整形外科病院で肩関節疾患の治療に従事。2009年から理学療法士養成校に勤務。2017年に医学博士号取得。現在、大学教育のかたわら肩こりや五十肩の施術や、同業者への技術指導も行う。1万人以上の肩こりを改善してきた肩こり博士として『世界一受けたい授業』(日本テレビ)や『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)、『日経ヘルス』(日経 BP)、『VOCE』(講談社)などのメディアにも多数出演。著書に『肩こり、首痛、頭痛は鎖骨を5秒ほぐすだけでなくなる!』(主婦の友社)、『肩こり博士の最新肩こり解消法 鎖骨ほぐし®︎』(日本橋出版)など。
姿勢が“逆進化”している可能性がある人の
特徴として、頭が前に出て胸が開けなくなり、
背中が丸まっている人が多い
ということが挙げられます。
姿勢の悪化は、肩こり痛を引き起こす要因にも。
これらを解消するためには、
まず姿勢を正すことが重要です。
そのために、
①首を伸ばし顎を上方に持っていくストレッチ
②背すじを伸ばすストレッチ
③最後に、整った姿勢で頭の位置を
維持するための体操
を継続的に行うことで、
姿勢の“逆進化”と肩こり痛を
和らげることができます。
- ストレッチ1首を伸ばす
(顎を上方に持っていく) -
- STEP1
-
座った状態で胸部に両手をあてて
皮膚を軽く下に引きながら、
あごを天井に向かって持ち上げ、首の前面を伸ばす
- STEP2
-
同様の体勢のまま頭を左右に動かすことで、
あごの左右も伸ばす同様の体勢のまま頭を左右に動かすことで、
あごの左右も伸ばす
- ストレッチ2背すじを伸ばすストレッチ
-
- STEP1
-
背筋を伸ばして椅子に座り、
手を頭の後ろで組む
- STEP2
-
肩甲骨の真ん中あたりを
椅子の背もたれにあて、上体をそらす
- STEP3
-
両腕を開いて頭をさらに後ろに倒す
その際、手のひらを外側に向けると開きやすくなる
- ストレッチ3頭の位置を維持する
-
- STEP1
-
両膝を90度に曲げて、
仰向けに寝そべる
- STEP2
-
顎を天井に
向けて持ち上げる
- STEP3
-
首の後ろを伸ばすように、
顎を引く