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ED治療薬の有効成分「タダラフィル」とは?EDへの効果・特長を解説

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      タダラフィルは、世界的に使用されているED治療薬の有効成分です。  

      本記事では、タダラフィルの効果、特長、副作用などをわかりやすく解説します。  

      監修の佐々木春明先生

      監修:佐々木 春明(ささき はるあき)先生
      昭和医科大学 客員教授​
      医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 泌尿器科 部長
      昭和大学 医学博士取得
      一般社団法人 日本性機能学会 理事長
      一般社団法人 日本泌尿器科学会 認定専門医

      タダラフィルとは?

      タダラフィルは、ED(勃起不全・勃起障害)治療薬に含まれる有効成分のひとつです。  
         

      タダラフィルは、陰茎海綿体の血流を改善することで勃起をサポートします。服用後、性的刺激を受けた際に自然な勃起を促す仕組みであり、性的興奮がなければ作用しない点が特長です。  

      タダラフィルの効果と特長

      タダラフィルは「PDE5阻害薬」に分類される医薬品です。PDE5(ホスホジエステラーゼ5)は、勃起に関わる血管拡張物cGMP(環状グアノシン一リン酸)を分解する酵素であり、これを阻害することで陰茎の血管の拡張を維持して、陰茎への血流を改善します。  
       
      現在、日本で承認されている主なPDE5阻害薬の有効成分は以下の通りです。  

      有効成分

      学術的分類

      シルデナフィル

      ピラゾロピリミジノン系化合物

      バルデナフィル

      イミダゾトリアジノン系化合物

      タダラフィル

      ピラジノピリドインドール誘導体
      (または、テトラヒドロ-β-
      カルボリン誘導体)

      いずれも同じPDE5阻害薬に分類されますが、作用時間や食事の影響などに違いがあります。  
       

      タダラフィルの特長①:効果の持続時間が長い

      タダラフィルの最大の特長は、効果の持続時間が長いことです。  
       

      早ければ服用後約30分から効果が現れ、最大36時間持続することが臨床試験で報告されています。この持続時間の長さから、「ウィークエンドピル」と呼ばれることもあります。  

      ずっと勃起し続けるわけではなく、性的刺激があった時だけ勃起します。 
       

      タダラフィルの特長②:食事の影響を受けにくい

      タダラフィルは、ほかの有効成分と比較して食事の影響を受けにくいとされています。  
       

      脂っこい食事の直後でも効果が大きく減弱することは少ないとされており、食事の内容や空腹時・食前・食後のタイミングを過度に気にせず服用できる点は利便性の高さにつながります。  

      グレープフルーツジュースなどはタダラフィルの作用に影響しますのでお控えください。 
       
      ただし、暴飲暴食は体調に影響するため、適度な食事を心がけることをおすすめします。  
       

      タダラフィルの特長③:お酒の影響を受けにくい

      適量の飲酒であればタダラフィルの薬効に大きな影響はないことが報告されています。  
       

      適量のお酒はリラックスすることができます。しかし、アルコールには血管拡張作用があるため、過度の飲酒時にタダラフィルを服用すると血圧低下やめまいが起こる可能性があります。また、過度な飲酒自体が勃起機能を低下させる要因にもなるため、過度な飲酒は避けることをおすすめします。 
       

      タダラフィルの特長④:視覚異常が少ない

      PDE阻害薬の一部は、網膜に存在する酵素PDE6をわずかに阻害するため、色覚異常(いわゆるブルービジョン)を生じる可能性があります。一方、タダラフィルはPDE5に対する選択性が高く、PDE6への阻害作用が弱いため、色覚関連の副作用が起こる可能性は低いと報告されています。 

      ED治療薬の有効成分の比較表

      ED治療薬の有効成分の比較は、以下のとおりです。

      有効成分

      持続時間
      目安

      食事/お酒の
      影響

      シルデナフィル

      約 4~5 時間

      受けやすい

      バルデナフィル

      約 5~8 時間

      やや受けにくい

      タダラフィル

      約 24~36 時間

      受けにくい

      ライフスタイルや希望に応じて、医師と相談しながら選択することをおすすめします。  
      個人差があります。

      タダラフィルの副作用や注意点

      タダラフィルの副作用

      タダラフィルの主な副作用として、以下が報告されています。

      • 頭痛

      • 顔のほてり

      • 消化不良

      • 鼻づまり

      • めまい

      多くは一過性とされていますが、下記のような強い症状が出た場合は直ちに服用を中止して、医療機関を受診してください。

      • 胸の痛み

      • 強いめまい

      • 視覚や聴覚の異常

      • 勃起が4時間以上続く 
         

      タダラフィルの注意点

      以下に該当する方は、タダラフィルを服用できませんのでご注意ください。 

      • 硝酸薬を使用している方

      • 重度の心疾患がある方

      • 重度の肝機能障害がある方

      また、ED治療薬は病院・クリニックなどで処方薬として入手される方も多いかと思いますが、インターネット通販や個人輸入で購入する方もいらっしゃいます。個人輸入シアリス®の真正性に関する調査結果※1では、約7割が偽造品であるとの報告もあるので、インターネット等で流通する医薬品には偽造薬等の保健衛生上の留意点があることを理解し、医薬品にアクセスすることが重要です
       
      また、偽造薬は、EDの治療薬として有効な成分が含まれていない、未承認の医薬品成分が含まれている可能性があるので健康被害が出るリスクがあるので注意が必要です。 
       

      病院やクリニックに行く時間がないという方は、偽造薬を避けるために、スイッチOTC 医薬品を検討してみるのもひとつの手段です。 
       
      スイッチOTC医薬品とは、医療用医薬品(処方薬)として使用されていた有効成分を処方箋なしで手に入る一般用医薬品(OTC医薬品)として使用できるように転用(スイッチ)した医薬品を指します。 
       
      スイッチOTC医薬品は基本的に医療用の処方薬と成分・配合量・製造方法がそれぞれ同じの上、薬局やドラッグストアで購入いただける利便性があります。 

      1. 厚生労働行政推進調査事業費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業) 
        平成26年度 研究報告書「インターネットを通じて国際流通する医薬品の保健衛生と規制に関する調査研究(研究代表者木村和子 現医薬品セキュリティ研究会※2代表理事)」より分担研究「個人輸入シアリスの真正性に関する研究(吉田直子 現岡山大学教授 他)」

      2. 医薬品セキュリティ研究会別タブで開く 

      まとめ

      タダラフィルとは、ED治療に用いられるPDE5阻害薬の有効成分のひとつであり、持続時間が長い・食事やお酒の影響を受けにくい・視覚異常リスクが低い点が大きな特長です。  
       

      他のPDE5阻害薬の有効成分と比較しながら、自身のライフスタイルに合った選択をすることが重要です。副作用や併用禁忌もあるため、必ず注意事項を確認して正しく服用しましょう。気になる点がある場合は、医師や薬剤師にご相談ください。  
       
       
       
       

      MAT-JP-2602049-2.0-05/2026

      最終更新日:2026年5月20日