花粉症対策
早めの対策で花粉症をケアしよう

季節を問わず一年中、飛散している花粉。花粉にアレルギーのある人は花粉に対して敏感になっているため、少しの花粉でも鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの花粉症の症状がすぐに出てしまいます。
セルフケアや市販薬で早めの対策を打ち、少しでも症状を軽くしましょう。

監修:大久保公裕先生
日本医科大学 名誉教授
セルフケアで対策しよう!
花粉症には早めの対策に加えてご自身で行うセルフケアも有効です。
あなたのライフスタイルに合わせた対策を始めましょう。
こんな日は注意!花粉症対策前に知っておきたい5つのこと
花粉症の対策をする前に、まずは花粉が飛びやすいとされている気象条件について知っておきましょう。
晴天または曇天の日
前の日に雨が降った日
日中の最高気温が高めの日
湿度が低く、乾燥した日
強めの南風が吹いたあと、北風に変わった日
上記の日は、ご自身でも行えるセルフケアで花粉症の対策をしっかり行いましょう。
①今日からできる花粉症対策
食生活 | 花粉の時期の健康のためには、規則正しい食生活が重要です。 |
|---|---|
習慣 | 帰宅後 |
グッズ・ | 外出先では花粉が顔に触れないように帽子やマスクをして、サングラスやメガネをかけましょう。専用ゴーグルも売られていますので試してみるのもいいかもしれません。 |
②症状別の花粉症対策
目の症状 | セルフケア |
|---|---|
鼻の症状 | セルフケア |
花粉症対策のよくある誤解
つらい症状を軽減しようと、噂で聞いたことのある対策をしてしまう方も多いと思います。
下記に、医療機関以外での花粉症対策についていくつかご紹介します。
症状が出た後で治療すれば治る?
一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になり、悪化していきますので、症状がひどくなる前から早めの治療をおすすめします。
花粉の飛散予測日から、第2世代抗ヒスタミン薬などの経口治療薬を前もって薬を飲み始めることで発症時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できます。
症状がひどい時だけ薬を飲めばよい?
花粉シーズン中でも飛散量や体調により、アレルギー性鼻炎の症状が一時的に落ち着くことがあります。しかし、一度症状の出た鼻粘膜は花粉に対して過敏な状態が続いています。この鼻粘膜の過敏性が症状の悪化を左右することに。少しの花粉でも鼻水、鼻づまり、くしゃみの症状が出やすい状況なので、花粉シーズン中はマスクなどの予防とともに、シーズン終了まで飲み続けることが大切です。
室内に入れば関係ない?
外から帰ってそのまま家に入ってしまうと、衣服に付着した花粉を室内に持ち込んでしまい、家の中でも症状がおさまらないことがあります。
外出では花粉がつきやすいウールなどの素材を避け、ツルツルした素材の服を選んだり、玄関先で濡れ布巾などを用いて念入りに花粉を舞い上がらせないように拭き取ったりして、室内でも快適に過ごせるように工夫しましょう。
雨の日は、花粉対策をしなくてもよい?
雨の日は花粉が飛散しないため油断しがちですが、降り始めは雨とともに空中に浮遊していた花粉が落ちてきます。また、雨が上がって晴れると、地面に落ちていた花粉が再び巻き上げられ、新たに飛んでくる花粉と合わさって花粉量が多くなるなど、雨の日もさまざまな要因で花粉の影響を受けることがあるので、注意が必要です。

ここまでの内容は日本医科大学 名誉教授 大久保先生に監修いただきました。
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