学会発表「L-cysteineにおける色素沈着予防および治療効果の検証」

エスエス製薬は、2017年6月の第17回日本抗加齢医学会総会で、紫外線を受けたことによる色素沈着に対し、Ｌ-システインが、予防的、治療的どちらにも作用することを報告しました。特に紫外線を受けている期間中のL-システイン投与が色素沈着を抑制するのに強く寄与していることが推察されています。

目的

紫外線誘発の有色モルモット日焼けモデルを用い、様々な投与タイミングにおけるL-システインの色素沈着抑制効果を検証した。

方法

L-システインを紫外線照射時期に応じて異なる時期に投与した有色モルモット6群に対し、UVB照射後の皮膚変化を調査。照射部位の明度変化やメラノサイト数、メラニン顆粒を観察した。

結果および結論

L-システインは、紫外線照射前、照射期間中、照射後の投与で色素沈着抑制効果を示し、予防的および治療的に作用することが明らかになった。特に紫外線照射期間中の投与が効果的で、メラノサイト数やメラニン顆粒の沈着も抑制された。

• A: L-システインを全期間投与
• P-1:　紫外線照射前投与
• P-2: 紫外線照射前～照射期間中投与
• T:　紫外線照射期間終了後投与

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関連する研究発表など

2011年3月「紫外線誘発性色素沈着に対するシステインの作用＠日本薬学会2011」

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• L-システイン製剤基礎編

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研究開発

L-システインの研究