学会発表「イブプロフェン配合剤による疼痛軽減、認知・機能パラメータの向上、日常生活の回復」
日本人女性を対象としたリアルワールドエビデンス研究
エスエス製薬株式会社は、2025年3月の日本薬学会第145年会で、頭痛の症状が認知および機能パラメータに影響を与えることを報告しました。
目的
本研究では、前向きRWE(リアルワールドエビデンス)研究から抽出された日本人女性を対象に、頭痛が認知および機能パラメータ、そして結果として日常生活にどのような影響を与えるかを調査しました。
登録者142例の日本人女性が最も影響を受けた日常活動は家事で、次いで外出控であった。仕事・学校を休んだと回答したのは重度の頭痛の6.3%と軽度の頭痛の0.7%のみであった(図1)。
登録者の85.9%がOTC医薬品を服用後に有意に痛みを軽減し(表1)、そのうちの93%がその間に日常生活を回復した。NRS(Numerical Rating Scale:痛み強度の数値評価)でも同じ傾向が見られ、服用2時間後には、ベースラインと比較して 3.2 ポイント (5.3 から2.1) の大幅な減少が見られた(図2)。認知および機能パラメータの結果は、OTC医薬品での治療2時間後、ベースラインと比較して NRS スコアが 3.1 (洞察力) から 3.7 (体力) 改善した (p<0.0001)。


方法
調査には、スマートフォンのアプリを使用し、3つのデータ収集期間で自己申告の評価を記録した。月に2回以上の頭痛に6か月以上悩まされ、主にエスエス製薬のイブプロフェン配合OTC医薬品で対処している18歳以上の日本人195名(男性53名、女性142名)のデータを抽出し女性サブグループを解析した。
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MAT-JP-2507435-1.0 11/2025
最終更新日:2025.11.27









