便秘の基礎知識とセルフケア

そもそも便秘って、どんな状態？意外と知らない便秘のこと。

便秘で腸の機能が低下すると、全身にさまざまな症状が…。

便秘はどうして起こるの？原因はひとつじゃない!？

腸に溜まる老廃物、滞留便とは。そして、その対策は？

食生活の乱れは便に大きく影響します。1日3食規則正しく食べて、腸の働きを助ける発酵食品や食物繊維を多く含む食材などの積極的な摂取を。
特に朝は腸のゴールデンタイム。朝食は便意を促すスイッチになるので食べることがおすすめ。朝食後は便意がなくてもトイレに行く習慣をつけ、排便リズムができるように心がけて。

スムーズに出る良い便をつくるには、水分を十分に摂ることも大切です。水分が足りないと、便は硬く出にくくなってしまいます。起きがけに飲む水や牛乳は腸を刺激し、排便を促すことに。
1日1.5〜2Lを目安に、こまめな補給を心がけましょう。汗で水分が失われがちな夏は、便秘が悪化しやすいといわれているので多めの摂取を。

適度に身体を動かすことは腸を刺激し、働きを活発にします。ウォーキングやヨガなら全身運動に。ストレッチやマッサージなら腸の緊張をほぐし、腸の動きを促進。便を押し出す力につながる腹筋を鍛えるのも有効です。
運動すると自律神経が整うので、便秘に大敵なストレスや睡眠不足の解消にもつながります。まずはできることから始めましょう。

バランスのよい食事や適度な運動といった生活習慣の改善を基本に、つらい便秘のときには薬やサプリメントを上手に活用しましょう。ただし、長期間連用すると徐々に効かなくなってしまうこともあるのでご注意。頼りすぎずに正しく利用すれば、お通じの自然なリズムを取り戻すサポートになります。