眠りの種類 ~レムとノンレム~

レム睡眠とノンレム睡眠は、脳や身体の状態の違いから
区別される睡眠の種類です。

レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。一方、REMのないノンレム(non-REM)睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。 ノンレム睡眠は、眠りの深さにより3つの段階(睡眠段階)に分けられます。

就寝後の経過

ノンレム睡眠就寝後の経過のイメージ図

イメージ図

古賀良彦.『睡眠と脳の科学』祥伝社新書, 2014より改変

睡眠は脳や身体の状態の違いから、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類に分けられます。

レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われますが、体はもっとも休まる時間です。一方、ノンレム睡眠では、大脳も休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。
ノンレム睡眠は、脳の疲労回復のために重要で、3つの睡眠段階N1、N2、N3に分けられます。一般的にはN1とN2は浅い眠り、N3は深い眠りに分類されています。

眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。眠りについてから1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。個人差がありますが、このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。睡眠の前半は、ノンレム睡眠の深い眠りであるN3が多く、後半になるにつれてレム睡眠が増えてきます。そして目覚めます。

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