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2025年 花粉情報

お住まいやお出かけ先の花粉飛散量レベルをピンポイントで確認できます。また2日先までの予報が確認できますので、花粉症の事前対策にお役立てください。
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花粉飛散量
花粉飛散量
花粉飛散量
情報提供元:天気予報API
2025年はスギ・ヒノキの花粉総飛散量が2024年より増加する地域が多いと予測されます。
東海や都内の一部地域を除き、多くの地域で増加すると予測。
関東の一部を除いて多くの地域で多くなると予測。
全国的に例年とほぼ同じ時期に飛散が始まる見込みです。2025年の1月前半は寒い日が続きましたが、1月の後半からの気温は平年並みかやや高くなる見込みです。 2025年の1月は気温が高く、一部の地域で1月中に飛散開始になっています。関東から西の地方では多くの地域が例年より早く、2月上旬に飛散が始まる見込みです。近年は花粉数が多いために、飛散開始から1週間程度で1日の花粉数が30個以上になり、症状が悪化しますので早めの対策が必要です。
大量飛散目安であるシーズンあたり2,000個/㎠(平方センチメートル)を超える飛散量が予測されます。
データ提供:
NPO花粉情報協会 主要16都市での第1回および第2回予測
東海や都内の一部地域を除き、ほとんどの地域の花粉飛散量は2024年よりも多いと予測されます。
データ提供:
NPO花粉情報協会 主要16都市での第1回および第2回予測
ほとんどの地域で、例年(直近10年の平均値)よりも多いと予測されます。
データ提供:
NPO花粉情報協会 主要16都市での第1回および第2回予測
全国的に例年より早く飛散開始となる可能性が高いと予測されます。1月の気温が平年より高く、スギ花粉の飛散開始は関東から西では2月上旬から中旬、東北地方でも2月下旬には飛散となる予測です。
データ提供:NPO花粉情報協会
NPO花粉情報協会 理事長
村山 貢司 先生
花粉飛散量、飛散時期に関する情報の監修をしていただきました。
スギ花粉症の有病率は増加傾向にあります。2016年に施行された東京都の有病率調査では東京都民の48.8%が花粉症と報告され、2019年に施行された耳鼻咽喉科医とその家族を対象にした全国疫学調査でも38.8%と高い有病率が示されました。このように国民病ともいえるスギ花粉症の対策を行ううえで、花粉飛散予測や日々の花粉飛散情報を知ることは症状をコントロールする上で重要です。
2024年シーズンの都内の飛散花粉数は5,269個/㎠であり前年の8割程度でした。それにともない当院を受診した花粉症の総患者数は1,189名でこちらも前年の8割でした。2024年シーズンは過去5年間で花粉総飛散数、受診患者数ともに2番目に多い年となりました(図1)。2020年から2022年までの3年間は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けた年でした。コロナ禍では感染拡大を怖れた花粉症患者の受診控えが目立ちましたが、昨年は治療のみならず今後の管理の相談で受診する患者も多く見られました。
昨年における週毎の患者数と花粉飛散数の関係を図2に示します。例年同様に花粉飛散開始日より前から耳鼻咽喉科を受診する患者数が多く、初診患者の立ち上がりは2月5日~2月11日(第6週)でした。これは飛散開始日よりも約1週間早いものです。この現象は近年みられるもので、観測されない程度の微量な花粉に反応する高感受性患者の増加や、早めの診断治療を希望する患者が受診したためと考えられます。初診患者数のピークは141名であり、前年(228人)の6割程度でした。また、再診患者数は例年とほぼ横ばいですが、従来の治療法では制御できず、強めの薬剤や頓服薬、生物学的製剤などの追加治療を希望して再診する患者が多かったためと考えられます。
花粉数:大田区のダーラム測定器で測定したデータより
患者数:世田谷区の浅香耳鼻咽喉科クリニックを受診した花粉症患者数より(初期治療患者数は除く)
図1 患者数と花粉飛散数(2020-2024)
図2 週毎の患者数と花粉飛散数(2024)
例年、スギ花粉症は2月の中旬頃から飛び始めます。実際には1月と2月の気温の影響を受けるので、暖かくなり始めたら注意が必要です。特に近年は暖冬の影響で早めに飛散するケースも見受けられます。飛散開始前でも少量の花粉が飛んでいる日があるので、敏感な人は反応して症状が現れます。症状が出現したら早めの治療を心掛けましょう。2025年のスギ、ヒノキ花粉も例年より多い飛散量が予想されます。早期に薬を使用すれば効果的に症状を抑え込めます。近年、薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品(OTC薬)が普及しています。過去に医療機関を受診して本人に適した薬が判っているOTC薬があるのであれば、それを購入するのも一つの方法です。ただ、花粉飛散数が多い日は、例年使用している薬剤のみでは症状が制御できないこともあります。そのような場合は医療機関で追加治療を相談してみましょう。
浅香耳鼻咽喉科クリニック 院長
東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科 非常勤講師
浅香 大也 先生
花粉飛散量と患者数の推移に関する情報を提供していただきました。
早めの服用で花粉シーズンの鼻ムズが軽減!?
出典:大久保公裕(著)「あなたの知らない花粉症の治し方」〈暮しの手帖〉より作成(著者の了承を得て一部改変)