
自分の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当することです。
- かぜをひいたときに、薬局やドラッグストアなどで買ったかぜ薬を飲んで症状がよくなった経験はありませんか?このように軽い病気の症状の緩和や予防のために、薬局などでOTC医薬品(一般用医薬品)などを使って手当をすること、お医者さんにすべてをゆだねる「おまかせ医療」ではなく、自分の健康に責任を持ち、自分の健康は自分で守るという意識を持つことをセルフメディケーションと呼びます。医療や薬に関する知識が身につき、疾患によっては医療機関を受診する手間と時間をはぶくことができます。また増大している国民医療費を抑えるメリットもあるのです。

自分の体質や症状にあった薬を適切に使用するための
アドバイスをくれる薬剤師さんなどのいる身近な薬屋さんのことです。
- あなたはどこで薬を買いますか?たまたま目に入った薬屋さん?それとも顔なじみの薬屋さん?自分の症状に合った薬を求めるためには、ぜひ身近に「かかりつけ薬局」を持つことをおすすめします。薬局には医師の処方箋に基づく調剤もすることができる薬剤師さんがいて、多くの薬局ではOTC医薬品(一般用医薬品)も扱っています。薬剤師さんに自分の症状や体質を伝えると、その薬が自分に合っているのか、いま飲んでいる薬との悪影響はないかなどのアドバイスをもらうことができます。

全国に約26万人いる国家資格を持つ“薬のプロフェッショナル”です。
- 薬剤師さんは、お医者さんが作成した処方箋をもとに調剤をしたり、薬局・ドラッグストアなどですべてのOTC医薬品を販売できる薬のプロフェッショナルです。薬局の店頭で症状に合った薬を教えてくれたり、薬の飲み合わせ、アレルギー、体質別の薬の相談にのってくれます。薬剤師さんになるには大学の薬学部を卒業し、国家試験に合格する必要があります。最新のデータによると全国の薬剤師さんの数は267,751人(平成20年12月31日現在、厚生労働省調べ)。ちなみにお医者さんの数は286,699人です。

販売できる薬に違いがあります。

- 薬局やドラッグストアなどの店頭には、取り扱うOTC医薬品(一般用医薬品)の種類やお店にいる専門家(薬剤師、登録販売者)の人数、相談できる時間帯が掲示されていることが多くなっています。薬剤師さんはすべてのOTC医薬品を、登録販売者さんはOTC医薬品分類のなかの「第2類医薬品」と「第3類医薬品」の販売と情報提供をします。「第1類医薬品」は薬剤師さんがいないと購入できないので、注意が必要です。薬剤師、登録販売者、その他の薬局従業員は名札などで見分けがつくようになっています。
| OTC医薬品の分類 |
対応する専門家 |
情報提供 |
相談対応 |
| 第1類医薬品 |
薬剤師 |
文書での情報提供が義務 |
義務 |
| 第2類医薬品 |
薬剤師または登録販売者 |
努力義務 |
義務 |
| 第3類医薬品 |
薬剤師または登録販売者 |
法律上の規定はなし |
義務 |

薬局やドラッグストアで購入できる、一般用医薬品のことです。
- OTCは英語の「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)の略で、カウンター越しに医薬品を販売する形に由来しています。いままでは「大衆薬」や「市販薬」と呼ばれてきましたが、近年「OTC医薬品」と呼ぶようになりました。通常は軽度の疾患に使います。例えばかぜ、頭痛、食べすぎ、下痢などがあげられます。症状が改善しない場合は薬剤師さんや医師に相談しましょう。