思春期ニキビの治し方は?予防方法も解説

思春期ニキビとは、主に10代の頃にできるニキビです。思春期にできるので悩んでしまう方も多いでしょう。
大人ニキビや吹き出物とは原因が異なりますので、正しく理解して予防することが大切です。ここでは、思春期ニキビの予防・治し方だけでなく、種類や原因についても紹介します。

思春期ニキビとは?

思春期の頃に発症し、主に額や頬を中心にできるニキビが「思春期ニキビ」です。
一般的に、小学校の高学年から中学生の間に症状が出始め、高校生の頃にピークをむかえます。
成長期が終わった20前後には自然とできなくなっていくことがほとんどですが、人によっては治らず長引くこともあります。

思春期ニキビの種類

ニキビの種類のイメージ図
※イメージ図
白ニキビ(初期段階)
コメドといわれるニキビの初期段階。角質が厚くなって毛穴をふさいでしまい、皮脂が毛穴の外へ出られなっている状態です。まだ炎症は起きていません。
黒ニキビ(酸化)
白ニキビが更に悪化した状態ですが、まだ炎症は起きていません。皮脂や古い角質が空気に触れて酸化し黒くなります。
赤ニキビ(炎症)
毛穴の中でアクネ菌が増殖し炎症を起こしている状態。赤みや腫れが出てくるので、触ると痛みを感じることも。
黃ニキビ(化膿)
赤ニキビが更に悪化して、毛穴に黄色い膿がたまった状態。ニキビ跡になってしまう危険性が高いので注意が必要です。

思春期ニキビの原因

思春期にできるニキビの多くは、皮脂の過剰分泌が原因です。
10代前後は、成長ホルモンや性ホルモンの分泌が活性な第二次性徴期と呼ばれる年代。成長ホルモンや性ホルモンは大人になるために欠かせないホルモンですが、皮脂を過剰分泌する原因にもなります。
皮脂が過剰分泌されると、余分な皮脂で毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのです。
多くの場合は、第二次性徴期を過ぎると皮脂の分泌が正常に戻るので、自然と思春期ニキビができなくなっていきます。

思春期ニキビの治し方

ニキビ予防のための洗顔

こまめに洗顔を行い、余分な皮脂を洗い流して、肌を清潔に保つようにしましょう。
ただ、刺激の強い洗顔はかえってニキビを悪化させてしまうので注意が必要です。
思春期の肌はとてもデリケート。泡立てネットを使って泡で包み込むように洗う、ぬるま湯(32℃程度)でしっかりすすぐなど、丁寧でやさしい洗顔を心がけてください。
ニキビケア専用の洗顔料や、過剰な皮脂の分泌を整える効果のある化粧水や保湿剤を使用するのもいいでしょう。

また、ニキビに効く医薬品を使用することも有効です。
皮膚科を受診すれば、成分の含有量が多いものを処方してもらえるので、市販薬よりも高い効果を期待できるでしょう。
市販薬で手軽に試したいという方にも、有効な医薬品があります。非炎症の白ニキビや黒ニキビに効くものか、炎症後の赤ニキビや黄ニキビに効くものなのかを確かめて使用しましょう。
また、ビタミンB 群やL-システインのように、ニキビの改善に有効な成分をとり入れるために医薬品を利用するのも良い手段です。

思春期ニキビの予防法

思春期ニキビの予防法を紹介するので、思春期ニキビに悩んでいる方、もしくは悩んでいる子どものいる親御さんは実践してみてください。

あまり顔を触らない
ニキビができてしまった時、ついつい気になって触ってしまいがち。潰してしまうとニキビ跡ができてしまうことも。できる前もできてしまってからも、肌に刺激を与えてしまい悪影響を及ぼすので触らないようにしましょう。
洗顔の方法を見直す
思春期ニキビができてしまった時の治し方でも紹介しましたが、基本的にはこまめに優しく洗顔することが大切です。その際、自分がこれまでやってきた洗顔方法に誤りがないかを確認していきましょう。
例えば、手を洗った後に拭いたタオルと同じものを使って顔を拭いてしまうと、水分で菌が増殖している場合があるので、肌荒れを引き起こしてしまう可能性があります。乾いたタオルで軽くおさえるように拭くようにしてみてください。
保湿をしっかり行う
肌が乾燥していると、足りない油分を補おうとして更に皮脂を分泌させてしまいます。
洗顔した後は必ずたっぷりと潤いを与え、保湿成分のある乳液やクリームをつけるようにしましょう。
バランスよく食べる
脂っぽいものや刺激の強い食品を避け、ビタミンが豊富な食品をとるように意識してみましょう。食事で十分とりきれない時にはサプリメントを利用してみるのも◎。ビタミンやタンパク質を意識してとるようにするとニキビに効果的です。
十分な睡眠をとる
睡眠不足はホルモンバランスに悪影響を及ぼします。寝る前の環境づくりが大切です。寝る前に湯船にはいって温まる、寝る1 時間前にはスマホやゲーム機に触らないようにするなど意識しましょう。
ストレスを溜め込みすぎない
思春期は勉強・人間関係・将来など悩みが多い時期です。ストレスをできるだけ溜め込まないように、自分が何をしている時に心地いいのか、ストレスなく過ごすことができるのかということを日頃から気にして、知っておくことが大切です。

まとめ

思春期ニキビは多くの方が悩みますが、年齢を重ね成長ホルモンや性ホルモンの分泌が変化していくことで自然と落ち着いてきます。
大切なのは日々予防をしつつ、悩みすぎないことです。ストレスも思春期ニキビを悪化させる原因のひとつになってしまいます。
正しく洗顔をしつつ、栄養のある食事や保湿で肌をケアしていきましょう。

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MAT-JP-2400292-1.0-02/2024最終更新日:2024.02.29