



写真:本社新設
平成11年(1999年)3月、一般用医薬品の規制緩和により新たに15製品群が新医薬部外品となり、当社では、「エスカップ」「エスカップEC」「エスカップDX」をコンビニエンスストアなどで販売開始。かねてからのエスカップ増産プロジェクトにより、解禁当初の受注量が多い中、当社は競争優位に立つことができました。医療用医薬品部門では、催眠障害改善剤「ドラール錠」が売上に貢献。一般用医薬品部門では、医薬品ドリンク剤「エスカップ2000アルファ」、FHB部門では医薬部外品健胃剤としては国内初の「エスエス胃腸内服液」を発売。このように新医薬部外品の拡大、「ハイチオールC」の貢献、「ドラール錠」の上市などの成果で大幅増収増益の決算となり、増配も実現し(1株当り3円増配して12円)、資本金も100億円を超えました。
平成13年(2001年)、日本ベーリンガーインゲルハイムの持ち株比率は50%を超え、エスエス製薬は、ベーリンガーインゲルハイムの一員となりました。これにより、従来からの協調関係が更に強固となり、シナジー効果を生み出す基盤が確立されました。
6月には、代表取締役社長に萱生統副社長が新社長に就任。ブランドの育成、新製品開発の強化をはかり、平成15年には他社との差別化を可能とする新製品、新スイッチOTC水虫薬「アトラントエース」、新効能OTC睡眠改善薬「ドリエル」、新剤形OTC外用消炎鎮痛剤「インサイドテープ」を相次いで発売。

写真:「ドリエル」発売
特に「ドリエル」はOTC薬で国内初となる「不眠」に対する効能を取得した薬として話題となり、売上も当初計画を大きく上回りました。また、厳しい環境下、「選択と集中」「専門性と競争力」の考え方を推し進め、平成17年(2005年)には、医療用医薬品事業を分割譲渡し、コンシューマーヘルスケア分野に特化した企業へと生まれ変わりました。同年には、羽鳥成一郎が社長に就任し、顧客志向のブランド戦略を推進し、顧客に期待以上のアウトプットを提供する「OTCのチャンピオン」を目指すことを目標に掲げました。そして平成19年(2007年)には、構造改革による体質改善と持続的な成長戦略を柱とする経営戦略「IBM(理想のビジネスモデル)」を推進し、収益力の向上を図りました。
平成22年(2010年)には、塩野紀子副社長が代表取締役社長に就任。ブランド戦略をさらに進めると共に、生活者視点に基づいた製品開発並びに、店頭やWebを活用した質の高い情報提供など、セルフメディケーションの推進にも注力しました。
同年にはベーリンガーインゲルハイムの完全子会社となり、新製品開発や海外展開など更に相乗効果を発揮する機会を得ることが可能となりました。
そして平成23年(2011年)、ベーリンガーインゲルハイム ジャパングループとして新体制がスタートしました。日本の事業統括会社となるベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社のもと、国内の同グループ企業が同じ価値を持ち、共に成長することを目指して組織されました。
同年、鳥居正男会長が社長を兼任し、ベーリンガーインゲルハイム グループ各社との連携をさらに強化しています。グループ内のリソースを最大限活用し、グローバル企業のノウハウをスピーディーに導入、革新的な製品の開発に取り組んでいます。
高齢化社会を迎え、生活習慣病が増加する中で、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当てするセルフメディケーションの浸透が、生活者の健康にとってますます重要になってきています。
私たちエスエス製薬は、「顧客志向」を徹底し、「スイッチOTC医薬品」など付加価値の高い医薬品を開発することにより、生活者の健康とQOL(Quality of Life)の向上に貢献し、今後のセルフメディケーションを支えてまいります。
